問題を解くための工夫

現代のお子さんたちは非常に高い知識を持っていながら、実は理解力が低下しているといわれています。私たち現代に生きる大人が子供の頃を考えてみてください。何か知りたいことがある、また夏休みの研究などを行うためには、図書館に行ったり、自由研究に必要なことをその現地に行って調べたりして、色々な場所へ行き、文献を読み、それをまとめてやっと完成したものです。

でも今のお子さんたちは図書館に行って調べ物をしたり、現地にいって実際に研究課題を目にするなどしなくても、インターネット上に答えが載っていますし、解説されているのですから、調べる必要がありません。何かわからないことがあって必死に調べた記憶は脳に残りますが、さらっとインターネットで答えを読むだけだと、なかなか記憶として脳に残らないのです。

何かを知るために考える、理解するために調べるなどの工夫を凝らした経験が少ない現代の小学生は、問題を解くための工夫ができないのです。物事を知る過程で工夫する努力をしていないので、算数の問題についても理解するために時間がかかるといわれます。

お子さんの自学をやり方を見ていると、わからない問題の解答を見て、その解答の解説を見ながら解き方を記憶していくなどの方法をとっています。でもこれでは解く過程を考える力になりません。わからないことはとことん考えて、それでも解けない問題は塾の先生に指導を受けるなど必要な努力を惜しまないことが必要です。